大久保三味線教室 講師
澤田 邦羽(さわだ くには)
青森県八戸市出身。南部手踊りの名手「西塚信華(にしづかしんか)」の長女として生まれ、手踊りにて3才で初舞台を踏む。幼少の頃より地元青森県にて民謡に慣れ親しみ、日本の伝統音楽の魅力に触れながら育つ。
津軽三味線澤田流「澤田勝邦(さわだかつくに)」に師事し、澤田流名取「澤田邦羽(さわだくには)」を襲名。現在は東京を拠点に、民謡歌手・津軽三味線奏者として国内外で精力的に活動している。
受賞歴
日本民謡協会 西東京大会 優勝
所属・活動
津軽三味線バンド「万華鏡」オリジナルメンバー
津軽三味線女性ユニット「芸夢(げいむ)」メンバー
資格・免許
津軽三味線澤田流 名取
小唄春日流 師範 春日 とよ裕美羽(かすが とよゆみは)
日本ソムリエ協会(J.S.A)認定 ワインエキスパート No.4617
受賞歴・所属・活動実績
正統流派・澤田流の名取として、国内外で幅広く活躍
- 受賞 日本民謡協会 西東京大会 優勝
- 所属 津軽三味線バンド「万華鏡」オリジナルメンバー
- 津軽三味線女性ユニット「芸夢(げいむ)」メンバー
- 資格 津軽三味線澤田流 名取
- 小唄春日流 師範 春日 とよ裕美羽(かすが とよゆみは)
- 日本ソムリエ協会(J.S.A)認定 ワインエキスパート No.4617
澤田邦羽先生インタビュー
「正しく、楽しく、一生モノの技術を」——津軽三味線の魅力を語る
東京都新宿区の大久保津軽三味線教室で講師を務める澤田邦羽先生。幼少期から伝統芸能に親しみ、現在は演奏家として、そして指導者として幅広く活動されています。三味線を始めたきっかけから、独自の指導メソッド、そして教室の雰囲気についてお話を伺いました。
津軽の音と共に歩んだ半生と、師匠との出会い
——まずは、津軽三味線を始めたきっかけを教えてください。
もともとは民謡(唄)をやっておりました。将来的に民謡を教えられるようになったら良いなと思っていた事もあり、民謡の伴奏として三味線が弾ければ、、と思ったのがきっかけです。
実は津軽三味線の音色は子供の頃から聞いておりました。母が手踊りの先生をやっており、私自身も3歳で舞台に出ました。三味線や太鼓の生の音は常に身近にありましたので、そういう意味では、三味線の音色は生まれた時から聞いていたかもしれませんね。
——学生時代はどのような音楽活動をされていたのでしょうか。
バンド活動でボーカルをやっておりました。高校生頃からバンドのボーカルを3つぐらい掛け持ちをしており、コンテストでの優勝経験もあります。
——多くの教室がある中で、なぜ「大久保津軽三味線教室(澤田勝邦)」を選ばれたのでしょうか。
私が始めた時はまだこの大久保津軽三味線教室はありませんでした。師匠の勝邦先生が、私の民謡の先生のところに伴奏に来る事があり、いろんな方が伴奏に来られる中で、勝邦先生の演奏が一番好きだな、と思っていました。「習う時はこの先生がいいな」と思い選びました。三味線の音色も良く、バチの当て方、フィット感が、先生はすごく良いなと感じたのを覚えています。
演奏家としての活動とルーツ
——現在はどのような演奏活動をされていますか?
ライブ活動もしておりますが、企業のパーティーなどのイベント、あとはジャズの方とコラボして演奏する事もあります。三味線だけの場合には、妹弟子の邦衣と2人で、邦羽の「羽」と邦衣の「衣」で『羽衣(はごろも)』として演奏することが多いですね。
——これまで記憶に残る印象的な演奏はありますか?
私の中で一番印象に残っているのは、30年ほど前の澤田流の発表会で勝邦先生が弾いた曲弾きですね。
——好きな津軽三味線の演奏者は?
やはり家元の澤田勝秋先生です。
「バチが持てるまで半年」——徹底した基礎へのこだわり
——指導される際、特に大切にしていることは何でしょうか。
生徒さんがどのようになりたいかを聞いて、それに近づけていく。無理な場合にはちゃんとそれを説明して、納得できる形でテクニックや演奏方法をお伝えする。大事なのはコミュニケーションだと思います。
——生徒さんによって指導方法は分けているのでしょうか。
基本的に教える事は同じなのですが、伝え方は人により変わってくると思います。教室のテキスト(譜面)で最初にやる曲は『りんご節』ですが、初めから知らない曲をやるのはハードルが高いのでは?と思うようになり、ある時から「さくらさくら」のような皆が馴染みのある曲を最初にやるようにしています。知っているメロディーが弾けるようになるとちょっと楽しいですよね。
私はバチが持てるまでに3ヶ月〜半年はかけます。右手のバチの持ち方に良くない癖がついてしまうと後から直すのがものすごく大変です(私自身がそうでした)。しっかりバチを固めてしまえば、左手は後からいくらでも追いつく事が出来ます。
もちろん「すぐに弾きたい」という人には最初から曲をやって頂く事もありますが、「基礎からやりたい」という方には、上手くなる早道として右手からしっかり固めます。それほどバチの持ち方は大切だと思っています。
そのおかげでしょうか?勝邦先生にも「邦羽教室の人はみんなバチが綺麗」と言って頂きます。
60、70代から始めた方は(ご本人の希望もあり)バチだけのお稽古を1年以上もやった方もいらっしゃいます。その方も数年でじょんから節を譜面を見ないで弾けるようになりましたね。
講師としての喜びと、多様な生徒たち
——長年、講師を続けるモチベーションはどこにあるのでしょうか。
生徒さんを教えるようになると、その10倍も20倍も自分が学ばなければいけないことに気づきます。また自分の教え方次第で見え方も変わるんですね。生徒さんたちが、ただ上手になるのではなく”正しく上手に”なってくれたら、しかも楽しく。それが一番のモチベーションかもしれません。
——講師を続けている中で嬉しかった出来事はありますか?
自分の生徒さんが三味線大会に出て入賞をした時などは嬉しいですね。あとは教えている生徒さん自身で演奏活動をしたり、人前で演奏をして喜んでもらったなどの話を聞くと嬉しいですね。一番嬉しかったのは、楽しいから教室に通っていると言って頂いた時です。
——どのような生徒さんが通われていますか?
学生さん、会社員、主婦、女優さんやモデルの方、会社を引退された方など、色々な方がいます。アメリカにいる中学生の女の子とは、13時間の時差を超えて毎週リモートレッスンをしています。その子は5~6つの教室を見学して私の教室を選んでくれたのですが「三味線は一生続ける」と言って一生懸命練習してくれています。
——他流派の方もいらっしゃいますか?
他流派の方もいらっしゃいます。他で習っておられた方が大久保教室に来られた理由を伺ったところ、その教室では結局最後は先生の演奏を聴くだけになって「私はちゃんと三味線を弾きたいのに」ということを汲んでもらえなかった、ということでここに体験レッスンに来て「基礎からやりたい」と言っていました。今では「新しい発見がたくさんある」と言って頂いております。
教室の雰囲気と、独自のイベント
——大久保津軽三味線教室はどんな場所ですか?
すごく雰囲気がいいですよね。勝邦先生の人柄で、教える時も「ああしろ、こうしろ」という強制が一切ないんです。自主性を尊重して頂ける、と言う事なのでしょうか。そのため、教室の先生によって生徒さんのカラーが出ますよね。その人の個性を生かしている。生徒さん同士もいい意味で和やかですね。
——邦羽先生のクラス独自のイベントもあるそうですね。
年に1~2回、カラオケボックスのパーティールームなどを借りて「邦羽教室の会」をやっています。お稽古では弾けても、人前で一人になると急に弾けなくなる時が多いものです。その経験をさせたいと思いました。勝邦先生にも来ていただいてポイントを教えてもらいます。上手な人だけでなく、同じように習っている人同士の演奏を聴くのは、すごく励みになると思います。
これから三味線を始める方へ
——練習時間が取れないことを心配して、入会を迷っている方へメッセージをお願いします。
私はよく「三味線は自転車みたいな楽器」だと言うんです。乗れるまでは大変だけど、一回乗れると一生乗れる。三味線も最初バチが持てるまで大変ですが、一度持てたら一生持てるんですよ。何年期間が空いても、一度演奏が出来るようになると一生弾けます。バチが持てるまでは無理に練習する必要はありません。教室に来た時にだけお稽古して頂くだけでも充分効果はあります!
——練習していなくてお稽古に行っても大丈夫?
仕事が忙しくて1週間バチに触れなくても、お稽古に来て頂く事が大切です。「練習してこなくても大丈夫、とにかく来れば絶対上達するから」と言っています。私自身も会社員をしながら三味線をやっていたので、その状況はよく分かります。(当時の私はほとんど練習をせずに教室に通っていました)
上手じゃなくても、演奏自体が楽しいなと思えるように。できないところがあっても弾いていることが楽しいなと思っていただけると、私も嬉しいです。でもちょっとできるようになると、またさらに楽しいですよね。そこをいかに引き出していくかが、私の役割であり、楽しみでもあります。
大久保津軽三味線教室では、
無料体験レッスンを随時受け付けております。
邦羽先生と一緒に、新しい音楽の世界へ踏み出してみませんか?
初心者歓迎・楽器持参不要。
まずは無料体験で教室の雰囲気をお確かめください